子どもの可能性を広げたい。全部の経験はあげられなくても、可能性の種ならまける。

育児エッセイ
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子どもには、いろんな経験をさせてあげたい。

そう思うけど、現実には時間もお金も限られてる。

習い事だって、遊びだって、お出かけだって、

興味を持ちそうなものを

全部経験させてあげるなんて無理。

でも最近

全部を経験させてあげることはできなくても、

「こんな世界もあるよ」って見せることならできるのかも

と思うようになりました。

きっかけは

もうすぐ3歳になる息子と一緒に

ゲームをしていたときのことでした。


ゲームをする息子に、何気なく言ったひと言


わが家は夫婦ともにゲームが好きなので、

ゲームに対する抵抗があまりありません。

息子もゲームは好きで

PS4でパウ・パトロールやレゴ ジュラシック・ワールド、

地球防衛軍をやったり、タブレットでマイクラをやったりしています。

まだ上手にできないところもたくさんあるけど

自分でやりたがるし

見ているとちゃんと少しずつ覚えていく。

そんな息子を見ながら、ある日なんとなく

「ゲームってすごいねー。これ、いろんな人が作ってるんだよ」

と話しました。

そして

「大きくなったら、自分でも作れるようになったらいいねー」

とも。

別に、息子をゲームクリエイターにしたいわけじゃありません。

プログラミングを習わせようと思ったわけでもない。

本当に、ただの会話でした。

でも言ったあとに

あれ? 私は子どもの頃、
こういうことを誰かに言ってもらったことあったかな?

と思ったんです。


私にとってゲームは「遊ぶもの」だった


私も子どもの頃からゲームをしていました。

マリオもやったし、RPGもやったし、

大きくなってからはバイオハザードみたいなゲームもやった。

ゲームはずっと身近にあったのに

「これを作っている人がいる」

というところから、自分の将来につなげて考えたことはありませんでした。

もちろん

ゲームが勝手にできあがるなんて思っていたわけじゃない。

でも私の中では

ゲームは完全に「遊ぶもの」。

「作る側に行く」という選択肢そのものが、

自分の世界にはなかったんだと思います。

今なら

ひとつのゲームにもいろんな仕事が関わっていることを知っています。

プログラミングする人もいれば、絵を描く人もいる。

キャラクターや画面をデザインする人、

3Dを作る人、音楽を作る人、

物語を考える人、翻訳する人だっている。

でも、知らなければ選べないんですよね。


親が将来を決めるんじゃなくて、選べるものを増やしておきたい


「ゲームが好きならプログラミングを習わせなきゃ!」

とは思っていません。

今はゲームが好きでも、

5年後には全然違うものに夢中になっているかもしれないし。

それでいいんです。

ゲームだけじゃなくて、

何かを見たとき。

どこかへ行ったとき。

息子が何かに興味を持ったとき。

「こういう仕事もあるんだよ」

「これを作る人もいるんだよ」

「こんなこともできるんだって」

そんな話を

これからもしていけたらいいなと思っています。


それを聞いた息子が全部覚えている必要もないし、

全部経験する必要もない。

興味を持たなかったら、それも別にいい。

私はただ

可能性の種をそのへんにまいておきたいんだと思います。


種をまくくらいなら、いくらでもできる


子どもにたくさんの経験をさせてあげようと思っても

全部となると現実的にはなかなか大変だなと思います。

習い事をいくつもさせるのは難しい。

いろんな場所へ連れていくにも、お金も時間もかかる。

親が知らない世界だって、たくさんあります。


全部はさすがに無理ですよね。


でも

テレビを見ながら話したこと。

一緒にゲームをしながら話したこと。

道を歩いていて見つけたもの。

絵本で知ったこと。

ママやパパが昔やっていたこと。

そんな日常の中でも

「世の中には、こんなものもあるよ」

って伝えることはできる。


それなら

そんなに特別な準備はいらない。


今日まいた種が

そのまま消えていくことも、もちろんあると思います。


何年も忘れていたのに

ある日突然思い出す種もあるかもしれない。

「これ、やってみたい」

と息子が自分から言い出すものがあったら、

そのときはできる範囲で一緒に育てればいいんですよね。


どの種を育てるかは、息子が決めればいい


私は、息子に「こうなってほしい」という

道を作ってあげたいわけじゃなくて。

むしろ逆で

自分で道を選ぶときに

選択肢がひとつでも多く見えていたらいい。



そのために今の私ができるのは

たぶん種をまくことくらい。

ゲームを作る人もいるよ。

絵を描く仕事もあるよ。

こんな生き方をしている人もいるよ。

面白そうだと思ったら、ちょっと見てみればいい。


違うと思ったら、選ばなくてもいい。

全部の経験をあげることはできないけど、

可能性の種なら、いくらでもまける。


その中のどれを拾って、どれを育てるのか。

それは息子が決めればいいと思っています。


だって、息子の人生ですもんね☻



えりな|遅咲きママ🌱

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